衝撃下における材料・構造の変形,破壊現象は車の衝突や地震による動的破損といった問題から,逆にこれを積極的に利用する破砕や加工の問題まで広い分野でしばしば見られる.
しかしこうした現象は材料自身の動的性質と材料中を伝播する応力波などの力学的問題が絡み合い一般に複雑である.
これらを解明するためには単に材料の物性面からのみならず,解析方法,装置・実験法,計測法などのいろいろの視点から議論し検討する必要があるが従来そうした機会が少なかった.
この点に鑑み関連の諸分野の研究者・技術者が一堂に会して衝撃問題を議論し情報交換できる場として本部門委員会が昭和56年2月に設立された.
それ以来, ほぼ年4~5回の定例の委員会のほか,3年ごとの「材料の衝撃問題シンポジウム」を開催し,またそれを基に学会誌「材料」に衝撃特集号を刊行し,
さらに衝撃問題・衝撃工学の基礎と最近の話題を解説した連載講座を5度に亘り掲載するなど活発な活動を続けている.
現在委員は法人委員6名,個人委員約60名からなり運営分担金として法人20,000円,個人2,000円を納入して頂いている(年度末に1年間の講演を纏めた資料の送付有り).
ご関心のある方々のご参加をお待ちしている.
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